問題解決手法の紹介と解決力をつける

ブレーンストーミング

解説

ブレーンストーミングはグループメンバーに自由な発言・発想をさせることによりアイデアを引き出 す手法です。
アメリカの広告代理店副社長のA・F・オズボーン氏がアイデア開発会議を活性化するために 考案しました。
その考え方は、良いアイデアはメンバー全員の自由な発想と発言から生まれるというものです。 最初からアイデアの良し悪しを評価したり、あるいは質の高いアイデアを出さなければならないと制約 したのでは、メンバーの発想力は制限されてしまうでしょう。また発言も控えてしまうでしょう。 それよりも、多くの発想を引き出すことが必要である。質を求めるより量を求めるほうが大切であると しました。
そこで自由な発想を引き出すための4つの原則が決められました。

    ★ブレーンストーミングの4原則
  1. 批判禁止: その場で良い悪いの判断や批判をしない
  2. 自由奔放: 制約ナシに自由奔放に発想し、意見を述べる。
  3. 質より量: アイデアの量が多い方がよい。
  4. 結合・便乗: 他人のアイデアを参考に連想発想を促進する。

進め方

  1. 5~7人くらいのメンバーを作り、リーダー(進行役)を決めます。
  2. テーマを確認します。模造紙を張ってテーマを書き込みます。
  3. 4原則を守って、意見・アイデアを自由に出し合ってゆきます。
  4. リーダーまたは書記役は模造紙に出てくる意見をどんどん書いて行きます。
  5. アイデア、意見が出尽くすまで続けます。
  6. 書かれた意見で意味が不明なもの、表現が明確でないものは確かめて書き直します。
  7. 同じグループなどに整理して、アイデア素材とします。

ワンポイント

    こんな時、場所・時を選ばずに気軽に使ってみよう。予想外の効果が期待できます。
  1. アイデア切れに→一人ではアイデアも限界が。複数の人が集まればアイデアも膨らみます
  2. 気軽に始める→さあやるぞ!ではなく、遊び気分でスタートする
  3. いろんな機会に→イベント企画、マンネリ化対策など

(この項終わり)