レコードの抽出--抽出用テキストボックスを利用--
説明
表形式のフォームで特定フィールドに含まれる語句を指定してレコードを絞り込みする方法です。
フォームのヘッダ部に非連結のテキストボックスを設けて、そこに抽出したい語句を入力します。実行ボタンをクリックすると
語句を含むレコードだけが抽出できます。これはフォームのフィルタ機能を利用した方法です。
手順
- (作成例)
- 次のフォームに作成してみます。レコード数は黄色枠に見るように6件があります。ここで、氏名フィールドを対象とした抽出機能を作ることにしましょう。
フォーム名:[F_社員リスト]
- フォーム上にテキストボックス(黄色枠)とコマンドボタン(青色枠)を作成します。それぞれの名前を次のように付けます。
①テキストボックスの名前:Txt_抽出 ②コマンドボタンの名前:Cmd_抽出
- コマンドボタンのクリック時にイベントプロシージャを作成します。
Private Sub Cmd_抽出_Click()
' テキストボックス内容を保存する変数を定義
Dim strSagasu As String
' テキストボックスの値を変数にいれる
strSagasu = Me![Txt_抽出]
' フィルタの実行、変数を含むあいまい語を指定
Me.Filter = "氏名 Like '*" & strSagasu & "*'"
Me.FilterOn = True
End Sub
- フォームビューで実行してみましょう。
テキストボックスに「野」を入れて、実行ボタンをクリックしてみます。
- 実行結果です。フォームには「野」が含まれた、レコードしか表示されていません。
(この項終わり)