フォームの開いたときに表示されるレコードを指定する
説明
フォームを開いたとき、始めに表示されるレコードを指定しておくと安心です。フォームを「開く」時のイベ
ントプロシージャに「DoCmd」オブジェクトの「GotoRecord」メソッドを使うことで指定できます。
記述法
Docmd.GotoRecord[オブジェクトの種類][,オブジェクト名][,レコード][,オフセット]
- オブジェクトの種類:組み込み定数で指定。規定値は acActiveDataObject
- オブジェクト名:オブジェクトの名前を文字列式で指定。
- レコード:移動するレコードを組み込み定数で指定。
- (組み込み定数)
- acFirst:先頭のレコード
- acGoto:移動先指定
- acLast:最後のレコード
- acNewRec:新規レコード
- acNext:次のレコード
- acPrevious:前のレコード
- オフセット:移動先を数値で指定。
使用例
次の例は、フォームを開く時に社員情報フォームの10番目のレコードをカレントレコードにします。
(フォームを開く時のイベントプロシージャ)
Private Sub Form_Open(Cancel As Integer)
DoCmd.GotoRecord acDataForm,"社員情報",acGoTo,10
End Sub
(この項終わり)