トグルボタンの表示名を固定化せずにフレキシブルに表示させる
説明
複数の区分を持っているレコードを、区分ごとに選んで表示させる方法では、オプショングループとトグルボタン
の組み合わせを使います。トグルボタンには通常 区分名を表題として使います。しかし、区分名を変更した
場合などは、トグルボタン名の表示内容を変更しなければなりません。
ここで紹介する方法では、区分名のデータを自動
取得することで、トグルボタン名の表示名を変更出来るようになり、変更作業を省略できます。
(トグルボタンの使用例)--「一般取引」ボタンにより「一般取引」区分のレコードのみが表示されている
作業目的とテーブルの確認
- テーブルの確認
テーブル[T_団体基本情報]は外部キーの[関係区分ID]で[T_関係区分]テーブル にリンクしています。従って関係区分の名前はこの[T_関係区分]テーブルを参照しています。
- 作業目的
トグルボタンの表示内容を[T_関係区分]テーブルのデータを参照して表示することです。
下図は[T_関係区分]テーブルのレコードです。ここにある「購買取引」を「受注先」に変えて、その変更がトグルボタンに表示できるようにします。
作成手順と考え方
- コマンドボタンの表題はプロパティのキャプションを指定することで表示できます。
表題プロパティの設定式 [ボタン名].Caption = "表題" - キャプションの指定内容を[T_関係区分]テーブルから取り出すようにします。これにはDLookup関数を使います。
DLookup関数式の記述法 DLookup(式 , 定義域 , 範囲) - 全体の式は次のようになります。例はトグルボタン[Tgl_1]ですが、
各ボタンについて同じように作成します。
- これをフォームを開くときのイベントプロシージャに記述します。
- これで完成。フォームを開いたときトグルボタンの表題はテーブルのデータを表示します。
(この項終わり)