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第3節 データの保存と表示の仕組みについて-Access 2013 版-
ここで学ぶこと
①全てのデータはテーブルに保存されること
②フォームはテーブルのデータを表示したり、入力の窓の役割であること
第1項 エクセルとの比較
データを系統的に保存するソフトに表計算ソフトのエクセルがあります。エクセルと比較して見ることでアクセスの
データ保存の仕組みが理解しやすくなります。
エクセルでのデータ保存はワークシート上に行列に区分を入れ、平面上に
データを入れます。そして表示もそのシートによって使用することが通常でしょう。つまり入力と表示は同じもの(画面)で処理するという形です。
第2項 アクセスの場合
これに対してアクセスでは、データはテーブルに保存します。しかし入力はテーブルを表示して行うのではなく、フォームを介して行います。 そのフォームはもちろんテーブルに連結させていることで、テーブルに正しくデータが収められるのです。また表示も表示用のフォームを作り表示させます。
第3項 安全性と一貫性
なぜ、直接テーブルに入力しないのかとの疑問が起きますが、テーブルを間単に変更したりできないようにすることで、テーブル上のデータ
の安全性と一貫性を保つことを第一の目標にしているからです。この仕組みは、さらにあいまいなデータの排除、検索の便利さ、データの連結などという
データベース特有の便利な機能を生み出すことができるのです。
フォームの役割について間単に述べましたが、その他のオブジェクトであるクエリやレポート等の役割も内容は違っても、テーブルデータに対して処理を
行うという関係は同じです。つまりデータは全てテーブルに存在し、それ以外のオブジェクトはテーブルデータに対する処理手順を設定するものであるということです。