DAOオブジェクトを扱う
DAOはAccessVBAを使ってデータベースを操作する手段です。またDAOはAccessに特化した手段です。
DAO参照設定
Visual Basic Editerから[ ツール ] メニューの [ 参照設定 ] を選択します。
「Microsoft Office **.* Access database engine Object Library」にチェックが付いています。この設定でAO.DatabaseやDAO.Recordsetなどのオブジェクトが利用できます。
基本書式
次はDAO接続の基本書式です。処理が終わった後は終了処理を行っておきます。
Public Sub DAOTest()
Dim rs As DAO.Recordset 'DAOレコードセットオブジェクト変数宣言
Set rs = CurrentDb.OpenRecordset("名前") '任意のテーブル名
Set rs = Nothing’レコードセットを閉じる
End Sub
使用例
次はDAO接続でテーブル「T_名簿」に接続して保存されている「名前」を書きだすものです。処理が終わった後は終了処理を行っておきます。
Public Sub DAOTest()
Dim rs As DAO.Recordset 'DAOレコードセットオブジェクト変数宣言
Set rs = CurrentDb.OpenRecordset("T_名簿") '任意のテーブル名
Do Until rs.EOF
Debug.Print rs![氏名] '
rs.MoveNext
Loop
Set rs = Nothing
End Sub
実行した結果です。名前が取り出されました。
(この項終わり)