DoCmdでフォームを開く、条件を指定して開く
DoCmdオブジェクトはマクロのアクションをVBAで実行するオブジェクトです。 DoCmdオブジェクトにあるメソッドを使用して、いろんなマクロアクションを実行することができます。 OpenForm メソッドは、Visual Basic で "OpenForm/フォームを開く" アクションを実行します
（書式）
Docmd.OpenForm (FormName, View, FilterName, WhereCondition, DataMode, WindowMode, OpenArgs)
（引数）
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| FormName | 開くフォーム名 |
| View | フォームのビュー、フォームビュー(acNormal)、デザインビュー（acDesign）、データシートビュー（acFormDS）、印刷プレビュー（acPreview）など、既定値はacNormal |
| FilterName | 有効なクエリの名前 |
| WhereCondition | 特定のレコードを指定して開くときに指定。Where条件式またはWhere句 |
| DataMode | 編集可能な状態で開く場合はacFormEdit、データ追加用で開く場合はacFormAddを選択します。省略した場合はacFormEdit |
| WindowMode | ダイアログ表示acDialogや非表示acHiddenを選択できます。既定値はacWindowNormalプロパティで設定されたモードで開きます |
| OpenArgs | 文字列式。この式は、フォームの OpenArgs プロパティを設定するために使用されます |
（使用例）
次のプロシージャはフォーム「F_名簿一覧」を編集モードで開くものです。
Private Sub 開く_Click()
DoCmd.OpenForm "F_名簿一覧", acNormal, , , acFormEdit, acWindowNormal
End Sub
（実行結果）
実行結果
フォームを開くときに条件を指定して見ます。
（書式）
Private Sub 開く2_Click()
DoCmd.OpenForm "F_名簿一覧", acNormal, , " 会員区分='一般'", acFormEdit, acWindowNormal
End Sub
会員区分を引数WhereConditionに"会員区分='一般'"としてみます。
（実行結果）
実行結果
会員区分の「一般」のみが表示されています。
（この項終わり）