エラー処理の基本
概要
作成したプログラムにエラーがあるとプログラムが停止してしまいます。
それを避けるためにエラーが発生したときの対策プログラムを入れておくことが必要です。
その基本はの次の2点です。
①エラー処理のルーチンにジャンプする。ルーチンにはその後の
ステートメントを記載しておく。
「On Error Goto ラベル名」 のステートメントを使います。これでエラー発生時にラベル名にジャンプします。
②エラーメッセージを表示する。
「MsgBox (Err.Description)」 のステートメントを使います。
書式
Sub macro1()
On Error GoTo macro1_Err
‘(エラーが発生する処理)
macro1_Err: ‘エラー発生時に飛ぶ先のラベル
MsgBox "エラーが発生しました"
End Sub
作成例
次の例は割り算の割る側に「0」が入っているために、不定になり割り算が出来ないエラーが発生します。 ラベル「macro1_Err」に飛び、次のメッセージボックスが表示されます。
Sub macro1()
On Error GoTo macro1_Err
Dim num1 As Integer, num2 As Integer, result As Double
num1 = 10
num2 = 0
result = num1 / num2
MsgBox "計算結果は " & result & " です"
Exit Sub
macro1_Err:
MsgBox "エラーが発生しました"
End Sub
次の結果表示が出ました。
(この項終わり)