グラフ・管理図
■ グラフ
意義
データを視覚表現することで比較や変化を容易に把握できる
解説
グラフはデータを図形で表現する方法です。取得したデータの分析においては、データ間の比較やデータの変化をみることがポイントになります。データを目的に合ったグラフにすることで、容易にデータ分析が出来ます。
- (主なグラフの種類と特徴)
- 棒グラフ…… 数や量の大きさを比較する。
- 折れ線グラフ…… 数や量の変化の状態を見る。
- 円グラフ、帯グラフ…… 内訳の割合を見る。
- レーダーチャート…… 項目間のバランスを見る。
■ 管理図
意義
工程の異常発生を未然に防ぐことが出来る
解説
管理図は管理したいデータの目標値を中心線にして、上下に管理限界線を点線で表示した図です。この管理図に継続的に取得したデータをプロットしてゆくことで、データのばらつきと変化の推移が視覚的に把握することが出来ます。
管理図はデータが管理限界の内に収まっていることを見ることが目的ではありません。収まっているなかでも、「徐々にデータが高い値に動いている」また「特徴的な並びが出ている」などの状態を確認することが目的です。こうした状態は、いずれ限界点を超えた不良品が出てくることい暗示しています。管理図はこのことを事前に把握する目的で使います。
図例
(この項終わり)