【問題とはなにか】

問題とはある領域において、「望ましい姿」と「実際の姿」との間にある差である。
差には二種類がある。現状（実際の姿）が基準（望ましい姿）より低い状態にある場合の差では、現状を基準 に引き上げることが必要となり、原状回復的な問題といえる。
また、目標を掲げて現状との差を確認し、現状を引き上げてゆく問題（課題）もある。これは改善的問題である。

このことを整理すると中間の問題も確認でき、次のようにに整理できる

1. 日常的問題：
   計画が予定どおり進んでいないなど、目標や基準がはっきりしていて、現状がそれを満たしていない状態。
2. 捜索的問題：
   計画はどうにか進んでいるが、進め方のなかにムリ・ムダ・ムラなどが感じられる状態。
3. 創造的問題：
   現状では問題は無いが、さらに高いレベルの目標を掲げて、現状との差を見た状態。

これらを問題意識面から順位付けすると次の関係になる。
　　　（低）　日常的問題 < 捜索的問題 < 創造的問題　（高）

これらの問題が直ぐに解決すべきことであるなら、解決すべき問題となる。