マトリックス図法
問題解決手法の紹介と解決力をつける

マトリックス図法

意義

対になる要素間の関連性を比較しながら探り出すことができる

解説

マトリックスは行と列による2軸の交差表です。マトリックス図法は交差表に関係する要素を行と列 に分けて配置し、交差する点に着目して問題の所在や問題解決への着想を得ようとする方法です。

交点には各要素の関連の有無や関連の度合いを表示します。これで問題の所在や形態を探ることが でき、問題解決への着想に結びついてゆきます。

また複数の交差表を一つにまとめて図表にすることで、全体の関係を把握することが出来ます。問題の 整理につながってゆきます。

図例

次の例は、搬送方法と品質問題の関係と搬送方法と関係工程をマトリクス図にしたものです。二つのマトリクス図をまとめたもので見ると、工程と品質の関係がどのように関係しているかを一目で見ることができます。

留意点

・要素の関連度を評価する際に主観が入りやすいので、①評価基準をできるだけ客観的にする②複数の評価者で評価することがポイントです。

・要素項目は同じレベルで作成する。

(この項終わり)