マインドマップの利用

総務の仕事にマインドマップを利用してみてください。行事の企画や会議の準備運営などに、とても役立つこと間違いありません。

「行事の企画」例えば30周年行事の企画。前回のマニュアルをそのまま踏襲するだけでは、パワーが出ません。 決まった内容に加えて、時代の流れに添った新鮮なものを入れたいですね。

「会議運営」では「出席者の選定」「テーマの選定」などを充分に検討することが会議の活性化に欠かせません。 良い会議とするためには、この検討への着眼がポイントとなるでしょう。

これらのことは、決まった行事を踏襲するだけでなく、新しい着眼と発想を組み込んでゆくことが重要であると示しているのです。 この着眼・発想を助け、無駄をなくしてゆく進め方に役立つのが、マインドマップです。以下にマインドマップの概要を記載します。 参考にしてください。

マインドマップとは

マインドマップとは、私たちの頭脳の中で行われていることを、図解により目に見えるようにして発想を促す思考ツールです。 英国の脳研究者であるトニー・ブザン氏(Tony Buzan)により1960年代に開発されました。

特徴とメリット

イマジネーション(発想)とアソシエーション(系統化)を繰り返す 脳の働き方に添ったフォーマット 放射状にキーワードを展開

    (メリット)
  1. 記憶の維持、整理と理解が進み発想がやりやすくなる。
  2. 課題(テーマ)と取り巻くエリアの概観を得られる。
  3. 膨大な量のデータを一枚の紙の上に保存できる。
  4. 頭の中で整理できない情報の全体像を把握できる。
  5. 創造性を生み出す。

図例

作り方

  1. 大きめの白い紙とペンを準備。ペンはイメージを広げられるように数種のカラーペンがあると良い。
  2. テーマの選択をしたら紙の中央部にイメージ(絵)ともにテーマを書き込む。イメージはマップを作り上げてゆく際のパワー源 となるように書けると良い。
  3. イメージに太い枝を伸ばしてキーワードを書き加える。この最初の枝は、テーマから展開されてゆく方向性を考えて書く。
  4. 最初の枝の先から枝を分岐させて、枝から生み出される考えやイメージを枝の上に絵や文字として書きこむ。
  5. 伸びてゆく枝からさらに生まれてくるイメージを書き加えてゆく。こうして脳の中で考えていた際にはフラッシュのようで 浮かんでは消えていたイメージがマップに焼き付いたように出来ると良い。

作成時のコツ

  1. 1枚の紙に書き終えるようにする。
  2. 書いているときに出てくる発想をどんどん書いてゆく。
  3. 文字だけでなく絵やイメージを書いても良い。
  4. テーマから最初に出るキーワード(枝)はそれぞれが方向性が異なるようにする。

専用ソフトの利用

マインドマップを作る専用ソフトもあります。次のマインドマップはフリーソフト「FreeMind」で作りました。

「FreeMind」はマインドマップ作成するフリーソフト、使い方が簡単で機能も豊富です。紙を使わないでも綺麗なマインドマップが誰でも作れます。

ソフトのダウンロードは次のサイトからできます。

【FreeMind使おう会】